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しまなみ海中散歩

福山大学生命工学部の阪本博士による瀬戸内海の普段見慣れているお魚や水生生物のふし~ぎな話。

魚の視力はどのくらい?

魚の視力測定

(イラスト・ぽちょ

お魚の視力測定

 お魚の視力測定法は、ふたつあります。ひとつは、学習実験法。もうひとつは、光を受け取る視細胞の顕微鏡観察による方法です。

(1)学習実験法

 まず、お魚にタテ縞模様の標識のある場所をエサ場であることを学習させます。お魚が覚えたら、タテ縞の間隔を少しずつ狭めていきます。となり合うタテ縞が一本に見えた時点で、お魚はエサ場に来なくなります。タテ縞を認識できる最小分解角から視力を知ることができます。

(2)視細胞の顕微鏡観察法

 眼の中の網膜に存在する視細胞の分布(密度)から、視力を推定します。

お魚の視力は?

 沿岸に棲息しているお魚の視力は0.1弱から0.2弱、大洋の表層を回遊している大型魚の視力は0.3から0.6弱といわれています。お魚は近視と言えますね。

大型表層魚カツオ0.43
イシダイ0.14
カサゴ0.15
沿岸魚ブリ0.11
マアジ0.12
マダイ0.16
メジナ(グレ)0.13
淡水魚ブルーギル0.09
オオクチバス0.17

※ 川村軍蔵著「魚との知恵比べ」(成山堂書店)より

記事作成 2006年11月12日

コメント

お疲れ様です。
はじめまして。しまなみ、いつも目を通しております、UGOです。

すごいです。「海中散歩」いつも勉強になります。

では、ルアー釣りとかの疑似餌の場合はどうですか。
色とか動きとかが個々により、異なってますか。

魚種によって、よく見える色彩などはありますか?

 
 ん~、奥が深いです。。。 

うご : 2006年11月16日

うごさま、返事が遅れてすみません。

ここ数週間はハード・スケジュールでした。
学会出席のため、鹿児島にも行っておりました。
鹿児島ラーメンを堪能してきました。

お問い合わせいただいた“色彩”については、いずれこのコーナーで述べたいと思います。しばらくお時間を下さい。

阪本憲司 : 2006年11月29日

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