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理事長所信

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2008年度第41代理事長・岡野淳平の理事長所信はコチラから


第41代理事長・岡野淳平

はじめに

因島青年会議所第41代理事長・岡野淳平 (社)因島青年会議所は本年創立40周年の節目の年を迎えます。創立以来“明るく豊かな地域(まち)づくり”という理念のもと、多くのメンバーによって蒔かれたその種は、現在しっかりとこの地に根付いています。我われ現役メンバーの運動・活動にとって不可欠な市民や行政からの信頼・協力関係も、この地で積極的且つ継続的なまちづくり活動に取り組んでこられた先輩方によるものであり、過去からしっかりと学び、伝えていく、言うならば、花を実に、そして更に新しい種を蒔いていくことが我われに託される使命であると考えます。

 この40周年を機に、あらためて「地域におけるJC」を認識することで、今後の方向性をしっかりと議論し、メンバー一人ひとりがそれぞれの役割をしっかりと演じていくための組織づくり、運営方法の改善を着実に行い、さらなる10年に向けて邁進していきます。

ローカルコミュニティーへの更なる取り組み

 我われを取り巻く社会状況は、耳を塞ぎたくなる事件の頻発、実感できない経済不況からの脱却、また情報社会の更なるスマート化、スピード化による生身の人間同士のふれあいやおもいやりの低下など様々な問題を抱えています。とりわけ国や地方、また企業による不正や隠蔽などの事件は、信頼を託している私たち国民を裏切る行為であることは勿論のこと、子どもたちの教育にとって大変悪影響を与えるものであり、道徳心・公共心に欠けた“寂しいもの”であります。

 このような中、本年度日本JCは“誠実な「気高き日本」の創造”を唱えております。我われ因島青年会議所も先ず自らを省み、JAYCEEとしての自覚を持って今後のまちづくりに取り組む姿勢が大切であると考えます。  さて、我われが活動するこの地域においては、基幹産業である造船業はいわゆる「BRICs」の発展に伴う輸送量の増加により、活気を取り戻しつつあると言われております。

 また新尾道市として3年目の年を迎えます。人口15万人市民としての意識醸成は勿論のことではありますが、一方で隣近所、また地域の中でお互いが支えあう、これまで当たり前であった小さくともしっかりとその地に根ざした「コミュニティー」の崩壊が危惧されはじめています。

 このようなコミュニティーにおける我われ青年会議所の取り組みは今後さらに意味を持つものになると考えられますし、我われ自身そういった危機感を抱きながら、ニーズを的確に把握するために日ごろから意識してトレーニングに取り組むことが重要です。

未来の大人たちへ

 地域の未来にとって青少年育成は重要課題であり、後回しにできないものです。ゆとり教育の見直し論議や少子化による学校の統廃合、子どもたちを取り巻く教育環境も急速に変化しています。 またパソコンの普及によるインターネット利用の低年齢化など、前提となる社会や大人による管理体制をしっかりと整える必要があります。

 これまで(社)因島青年会議所は様々な青少年育成事業に取り組んできました。本年も3年(回)目となる「わんぱく相撲」を開催する予定であります。相撲は日本古来よりの伝統や儀礼(品格)を備えた神事として、また一対一、生身の体と体とで勝負を決するスポーツとして、健全でおもいやりある精神を育むものであります。

 我われメンバー自身も、このような「まちづくり事業の実践」の場を積極的に活用し、より多くの市民とふれあいを持ち、お互いの心を豊かにしていきましょう。

JCがある時代

 戦後混迷期の中、責任感と情熱をもった青年有志によって発足された日本の青年会議所は、これまで一貫して「明るい豊かな社会の創造」を目指してその運動・活動に取り組み、長い歴史と実績を築いてきました。その理念に賛同し、この地域で活動してきた我われ(社)因島青年会議所も同様であります。そのような中、近年それぞれの分野で専門性に長け、継続的に活動するNPOやNGO、その他まちづくり団体などの活動は高く評価されており、「JCもある時代」などと耳にすることがあります。

 JCは揺るがぬ理念の基、現状を把握しながら、そのフットワーク、ネットワークを駆使して常に次代を見据えた取り組みを行っている団体であります。またメンバー個々については、単年度制や40歳までの定年制により、様々な立場や事業を通してリーダーシップを養うことができるのです。  本年は「公益法人制度改革」のガイドラインが国から示される年であり、社団法人は5年以内に「公益社団法人」または「一般社団法人」に分かれることとなります。今一度、青年会議所の基本に立ち戻り、地域にとって「公益」ある団体としてLOMを検証し、更に地域に信頼される団体を目指していきます。

JAYCEEとしての自覚

 JCがその存在価値を高めるためには、まず我われ会員の資質向上が不可欠であります。会員数の減少とJCとして次世代への継承不足は、組織や事業の硬直化を生んでいる一つの要因と考えます。またパソコンや携帯電話など日進月歩の発展は、組織運営の効率化やメンバーの負担軽減に繋がっているのは確かなことですが、メンバー間の生のコミュニケーションの機会や委員会や例会などへの参加意欲を奪ってはいないでしょうか。

 改めて言うまでもなく、委員会や例会への参加はJC活動の基本であり、会員としての義務であります。その中で学べることや新たな人との出会いなど、求めれば求めるほど得られるものは無限に存在します。またJCは単年度制を採っています。それぞれの役で見えたり感じたりする世界も当然ながら変わってきますが、大事なことは常に当事者意識を持つことであり、そのことがメンバー間の信頼や団結力を強くしていくのではないでしょうか。

 たった一度の人生においてJCライフはわずかな時間です。どうぞ、自ら欲して取り組んでください。

おわりに

 行き交う人は、互いにおもいやりのある挨拶を交わしている。そんな日常がありがたく思える時代です。我々はこの地域に縁を持ち、たくさんの人たちに支えられながらJAYCEEとして活動しています。そんな自分たちは今、この“ふるさと”に何ができるのでしょうか。 笑顔やふれあいの絶えないこのまちには因島JCがある、そんな時代であり続けるために共に取り組んでいきましょう。

 一年間、よろしくお願いします。